カラジュン(Karajun - World Natural Heritage(喀拉峻))
— 自然の高品質の空気の草地、澄んだ、妖精の地、ファンタジーの楽園!






基本情報
アドレス:新疆ウイグル自治区 イリ・カザフ自治州 テケス県
観光地レベル:5A
オススメレベリング:
観光地カテゴリ:|国家級エコツーリズム示範区|
オススメの観光シーズン:|春|夏|
特色ラベル:|ドライブ旅行|エコツーリズム|写真撮影|
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天山山脈西からイリ・カザフ(伊犁哈薩克)谷地への過渡地帯として、カラジュンは新疆イリ・カザフ谷のテケス県(特克斯県)に位置しています。2010年に「自治区級風景名勝地」と認定され、2011年に中国の観光地等級AAAに指定されました。2013年6月21日、暫定リストに記載されていた新疆天山山脈周辺地域(カラジュンも含め)はカンボジア首都プノンペンにて、正式に世界自然遺産として登録されました。
なぜカラジュンが自然遺産に登録されたのでしょう?カラジュン地区は、天山山脈で原生状態がそのまま保存されている高山草原ですから。カラジュン地区の位置するビーク(比依克)山は天山山脈の二級・三級準平原の発育が最も典型的な地域であり、世界遺産候補のカラジュン大草原がちょうど標高2200~2400メートルの広き三級準平原に位置する故、最も広く広がる山地湿草原地区となれました。国際連合はカラジュンを「世界でも珍しい良質天然大草原」と評しています。カラジュン観光地はコクス(闊克蘇)大峡谷、東カラジュン(東喀拉峻)、西カラジュン(西喀拉峻)、中天山雪峰、クルダイ森林大峡谷(庫爾代森林大峡谷)などの観光資源があります。
コクス(闊克蘇)大峡谷
コクス大峡谷は天山山脈の中部で、億万年間に渡り堆積していた岩石層の地質運動と天山融雪水の共同作用により形成されたのです。幽静で人里離れたコクス大峡谷は垂直高度差が360メートルまで達し、舟で峡谷を観光すると、山壁はまるで天と地の間でそびえ立つ溌墨の山水画のように見え、奇々怪々、鬼斧神工な景色が眼中に収まります
東カラジュン(東喀拉峻)観光地
東カラジュンはカラジュン「高山五つ花草原天然大草原」の最も代表的な地域で、標高1600~2700メートルに位置しており、面積759平方キロメートルです。毎年の5月から9月までは山岡が緑一色に覆われ、野花がまさに星々のように散らばりその間を飾り付けます。花草の芳しい香りがささやかな風に運ばれ、松籟の中はかすかに鷹の鳴き声が聞こえ、天地はまるで絵巻のように風に靡きます。
西カラジュン(西喀拉峻)観光地
東カラジュンに比べると、西カラジュン地区の地形はやや緩やかであり、視界が広いです。重なるように連なる丘は、延々と伸びており、草原は緑の海のように渦巻き、遠く見える中天山雪峰は日差しの下でキラキラと光りを放ちます。
カラジュン大草原(喀拉峻大草原)
カラジュン大草原は典型的な高山五つ花天然大草原であり、毎年春・夏は百を超えた種類の牧草が次々と咲き誇り、色・形・香りそれぞれが違う花はふわりとした緑色の背景により、より一層華やかでカラフルに引き立てられます。
コクス河(闊克蘇河)
曲がりくねているコクス河は南北で5600メートル長く、東西で幅が2000メートル以上の「九曲十八湾」地形を形成しています。時々ちらっと姿を見せる遊牧民のフェルトテントは峡谷・山河・植物と共に、パズルのように一つにまとめられ、妙趣に満ちています。
中天山雪峰
中天山雪峰観光地は雪山、高山草原、原始森林、カザフ牧民集落の原生文化など様々な観光資源を集中させた地域であり、標高は約1000メートルから中部天山雪峰の3900メートルまで達しています。観光地は峡谷、連山、湿草地と森林が広く散在しています。
クルダイ森林大峡谷(庫爾代森林大峡谷)
クルダイ森林大峡谷は天山山脈の中部に発祥され、「几」という字の形を呈しながら東南方角から西北へとカラジュン観光地全体を貫いています。その長さが50キロメートルを超え、峡谷の両端は2300メートル以上の高度差があります。春から初秋までの時期には谷地内が緑豊かであり、まるで積み重なる雲のように茂っており、10月の中旬からは、新疆の観光・撮影愛好家にとって、ここは羽を伸ばせる天国になります。中国で唯一のカザフ文化をメインテーマにした国家級歴史文化名村つまりジョンコシュタ(瓊庫什台)村もクルダイ大峡谷の中部に鎮座しており、錦のように美しいカラジュン観光地にさらに花を添えます。
カラジュンの無辺な天然草原に立てば、顔をそよ風に撫でられ、森林が奏でる音楽を耳にし、辺りを見回し、青空、雪山……などに感動しながら心をも絶景に浄化され、やがてカラジュンという桃源郷に、別天地に全ての煩悩さえ融けてしまう感じにさらされるのでしょう。昔、とある観光者が「天国?行ったことがないが、暫くはいきたくもない。ここの景色を見れば、天国にいるのも同然でしょう」という一言を残しました。