バヤンブラク(Bayanbulak - World Natural Heritage (巴音布魯克))

— 夢の中の草原。

基本情報

アドレス:新疆ウイグル自治区 バインゴリン・モンゴル自治州 和静県

観光地レベル:5A

オススメレベリング:

観光地カテゴリ:|国家級自然保護区|国家級湿地公園|

オススメの観光シーズン:|夏|秋|

特色ラベル:|民族風情|エコツーリズム|写真撮影|

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  バヤンブラクはバインゴリン・モンゴル自治州(巴音郭楞蒙古自治州)和静県の北西にあり、天山隆起帯の山中盆地に位置しています。典型的な大型山中盆地であり、温帯少雨地域、高原湿地エコシステムと天山河川や沼地景観の典型的な代表とされています。そして中国で最も広い白鳥繁殖基地と野生の白鳥が繁殖する最南端です。バヤンブラク世界自然遺産観光地は1094.48平方キロメートルも広く唯一無二の世界自然遺産資源を有しています。
  雪山に囲まれる中、バヤンブラク草原(巴音布魯克草原)、「九曲十八弯」(中国語でうねうねとしたという意味)という開都河、エレガントな姿を見せる白鳥湖も世界から注目を集めています。毎年、花が咲く季節になると、ここでは花と草の世界が生まれます。野の花が飾る果てもない草原であり、美しいばかりです。バヤンブラク観光地は「九曲十八弯」、バヤンブラク草原、白鳥湖などの観光資源を有しています。
  九曲十八弯
  「九曲十八弯」はバヤンブラク草原において見逃せない絶景でしょう。うねりながら長く続く山並みを背景に、「九曲十八弯」は銀色のリボンのようにエメラルドを散りばめる湿地や草原に舞い降り、広さの異なる湖や池は星のようにあちこちに散らばってあり、金の色をたたえます。近くの方は氷のごとく透き通り、「此景只応天上有」(この景色はこの世のものではないほど美しい)という中国古代の詩を思い出させます。白鳥は沼地でひよこを見守りながら、湖を思う存分泳いでいる光景は、人と自然が隔たりなくしているような絵巻物を彷彿させます。
  バヤンブラク草原(巴音布魯克草原)
  バヤンブラク草原に分布している動物と植物は種類が豊かであり、維管束植物は704種類、脊椎動物全般は145種類います。その中に魚類は5種類、両生類は2種類、鳥類は119種類、哺乳類は19種類です。種類豊富な生物の中、白鳥はこの亜高山帯草原で最も美しい景色を紡いでおり、バヤンブラク草原において最も可愛らしい精霊にも化しました。地元のモンゴル族の遊牧民たちは白鳥を「無垢の鳥」、「美しい天使」、「吉祥の象徴」として愛でています。今現在ここに生息している白鳥は7000羽以上であり、世界でも規模が最も大きい野生の白鳥の群れです。
  白鳥湖(天鵝湖)
  白鳥湖はバヤンブラク草原のユルトス(尤爾都斯)山中盆地にあり、標高2000~2500メートルの高さに位置しています。その面積は300平方キロメートル以上です。この湖は白鳥の住処であり、雪の覆われた連なる山並みや空まで届くような峰が外部からの干渉を阻む天然のバリアを築き上げました。春になると、白鳥がたくさんインドやアフリカの南側から山々を飛び越え、白鳥湖にやってきます。白鳥たちは恰も自由な精霊のように、縛られることなく命の輝きを放ちながら、青空を、雪山を、湖を、草原をその翼で抱きしめます。夕日が照らす中、群れをなす白鳥は羽ばたき、弾けるしずくは日差しを映します。穏やかな日差しの輝く中、湖水、日差し、雲の影そして白鳥たちは「片水無痕浸碧天、山容水態自成図」(水面に揺れ一つなく碧の空を映し、山が水を囲みながら自ら絵巻物を紡ぐ)というような画面を織り成しました。
  バヤンブラクは、白鳥たちのふるさと、静かで穏やかな場所、人の世に存在する美しい天国、世界のミラクルを集める場所です。バヤンブラクはトルグート族(土爾扈特族)の人が暮らす故郷です。今になってもトルグート人はその情熱で世界各地からの観光客を歓迎するのでしょう。ゲルに入ったらすぐ、ご主人に馬乳酒、羊肉を奢られることになるのでしょう。モリンホールで弾く曲に合わせながら、モンゴルダンス「サウールディン(Sauurdin)」を踊る濃厚な異国情緒は観光客たちを魅了します。

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美しい新疆

新疆は幅が広いため、南北の温度差が激しいだけではなく、昼と夜の温度差も大きいです。新疆に旅行するなら、いろんな状況に対応できる服装を用意することをお薦めします。春と秋は長袖の上着や薄めのフェザージャケットなどを用意してください。夏は半袖の上着やジャケットを用意してください。冬はもちろんフェザーコートやフェザージャケットが必須になります。